谷口明広氏の「自立とは・・・」という講演を聴いて・・・

ここでは、 谷口明広氏の「自立とは・・・」という講演を聴いて・・・ に関する情報を紹介しています。
障害者も含め、全ての人が「人間らしく生きる」ことを基本に
命の尊厳を大切にし、意義ある人生をともに歩んでいきます!
(ビーオブエス企業理念の冒頭)
今日の話題は真面目です。
ぜひ読んで理解して欲しいし、この問題の本質を感じ取ってもらいたい。


障害者の分野にも居宅支援事業所の繋がりがある。
“京都市居宅介護等事業連絡協議会”と云う名称で
市内に90箇所近くの事業所が加盟しており
全ての障害者地域生活支援センターも協力会員として入っている。

こういう組織がいろいろな各事業所の声を取り上げ
障害者分野の介護・介助の中心的存在になることを
私は期待している。


昨日2008年度の総会があり その基調講演として
谷口明広氏の「自立とは・・・」という興味深い話があった。

谷口氏は生後まもなく重症黄疸のため脳性マヒにかかり
四肢及び体幹機能障害で車いす生活をしているが
現在は大学教授にして社会福祉学博士。

「障害者の自立とは・・・」をわかりやすい視点から
独特の口調で講演された。
氏の話は聞くたびに上手くなっている(引き込んでいく)。
生来のものか・はたまた講演回数の成せる業か?


以下彼の講演内容の概略のみ

・「『ヘルパーが集まらない』というが、介護福祉士に移管されるという風評を流した奴がいます。その後この議論などはなくなったの? 
またフィリピンがいつの間にかインドネシアに変わっている。なぜかヘルパーを軽んずる傾向にもっていこうとしている。
これでは安心してこの道に入っていく若者はいない。


こういう入り方でヘルパー不足の原因を見ることもできる。

・「障害者は何かをしようと思ったとき以外は障害を感じない。寝ているときに障害を感じますか? ということは、自分から求めない限り、障害であることを感じない。 もう一歩踏み込むと、施設入居の障害者の必要なニーズは何?
施設ではニーズが出ないと、職員もよく云われる。
自分の意思がないところにニーズがでる訳はないのです。

・「一般には障害を感じないように介護することは、良い介護であると思われているが、その人の思いを完璧に把握できるものではない。従って完璧を求めてはいけない。それは先回りであり真の介護でありません。
介護とは、その人がしてほしいことの手助けです。


ここらあたりから社会福祉学博士の学位号を取られたあたりのことに触れながらの展開。参加と役割が障害者に自立を促すと強調される。
(ごく要点のみ)

・「障害者も住まいから出たら全て『参加』です。参加する目的で自宅をでる。この参加は『社会参加』という大義名分のないものをも云います。カラオケに行くのも参加。参加には必ず『役割』が付いてくる。案内状を作る人・集合をかける人・会場まで誘導する人などなど。」

・「ちょっと横道にそれますが、ある役所でカラオケに行くのにガイヘルは無理と云われ・・・助けてと障害者からSOS。個人的なものに税金を使うことはまかりならンとのこと。どうすれば障害者もカラオケで楽しめるかと聞くと、障害者のカラオケ大会の参加なら・・・こうして行きました。本当におかしいですヨネ。京都市はこんなことは云わないですがね。」

・「自立には役割が必要なんです。だから役割のない施設に本当の意味での自立はないのです。
自立のベースは精神的自立です。この上に、経済的自立や環境などが入ってきます。精神的自立がなければ生活の場の設定や金銭面の考えなども必要がない。もうひとつ身辺自立という概念も大切です。簡単に云うと『自分のして欲しいことを伝えること』 これはとっても重要です。自分の介護を云えることでしょうか。それがないと不自由を介助してもらえない。」

・「介護保険制度の自立は、介護度を減らすことである。要介護4から2に落ちればそれだけ自立度が上がったと云える。
障害者分野は歩くことだけが自立ではない。障害者もお金とヘルパーがいれば自立はできる。言い換えればそういう人なしには自立は不可能ということ。


ここらあたりから、私たちの分野の重要性も訴えられる。

・「障害者の自立とは、まぎれもなく自己実現に向かうことであり、これは不自由な障害者ひとりではできない。
ヘルパーとともに作っていくことを云います。

障害者を甘えさせてはいけない。障害者自身も甘えてはいけない。」

・「障害者も夢を持ってもらいたい。それには参加する気もちを持ち、自分のできる役割をはたす。そこからまたいろんなニーズが出てくるのです」


ざっとこんな話であったが、
障害者といえども参加していくことが自分から
社会に訴えていくということにも繋がる。

ここに綴ってきたことは一昨年の10月1日に
障害者自立支援法が施行された日にあわせて行われた
大反対集会で居合わせたあるおはさんから
非人道的な意見を聞かされたが
その方にもぜひ聞かせたい内容である。

この10月1日以降「徒然なるままに」
趣を変えるきっかけの日になっているのです。


塩谷さん・そしてビーオブエスの職員は
今日も無事仕事を終えました。
明日も元気です。
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