京都・昔の大店『杉本家住宅』を訪ねる。

ここでは、 京都・昔の大店『杉本家住宅』を訪ねる。 に関する情報を紹介しています。
障害者も含め、全ての人が「人間らしく生きる」ことを基本に
命の尊厳を大切にし、意義ある人生をともに歩んでいきます!
(ビーオブエス企業理念の冒頭)
京都で今一番の旬の話題はやっぱり祇園祭。
昔の鉾町は各山鉾に私たちの想像をはるかに越える想いがあったらしい。
というわけで
隔日にちょっと角度を変え裏で頑張っておられる話題を今日も・・・

市内のど真ん中下京区綾小路通りに『杉本家住宅』という
京都市指定有形文化財になっている町家があり
「伯牙山」を維持保存しておりこのお飾り場でもある。
通には各山鉾の飾りの豪華さを見て廻る方々も多くいます。 

伯牙山(はくがやま)は
中国の周時代琴の名人伯牙とその友人鐘子期との物語に由来する。
伯牙が鐘子期の死を聞いてその琴の弦を断ったという故事をあらわしている。
人形は手に斧を持ち前に琴が置かれている。
前懸は慶寿裂の逸品。
人形や琴などの品々を全て巡行まで飾り一般人にも公開している。

私が見たかったのはこの飾りではない。
杉本家住宅は祇園祭の際には特別公開されて内部を見学することができる。

杉本家は京都の中心部にありながら江戸以来の大店の構えをよく伝え
表屋造りによる大規模な町家構成の典型を示している。
建造物全体にわたって江戸時代に熟成された京大工の技量も
遺憾なく発揮され、技術性・意匠性ともに優れたものとして紹介されている。

1743(寛保3)年より呉服商を営む「奈良屋」の店舗兼住宅で
現在の建物は大火後の1870(明治3)年の建築。
京格子や出格子・犬矢来・土塗りの虫籠(むしこ)窓など
日本家屋の美しさ・情緒ある趣を今に伝えている。
前栽、坪庭、中庭、茶室、仏間、中の間、店の間・・・
町家としては市内最大規模大店の様子がよく保存されているが。

それでもこれだけの規模を個人で維持することは今では不可能。
そこで財団法人奈良屋記念杉本家保存会を設立された。
保存会の主旨には以下のことが書かれている。

【京都市の指定も建物が元治の大火に焼けなかった土蔵三棟と合わせて
建築的・文化的価値が高く評価されたからでありました。
殊に戦後は矢田町の会所の代わりとして
店舗棟が「伯牙山」のお飾り所に使用され建物は
祇園祭にもまた欠かせぬ役割を占めるに至り
この町家の祭の景観は有形無形の文化財として
広く国内外にも知られるところとなってまいりました。

杉本家には古文書のほか
門徒の年中行事や商家の冠婚葬祭の機会に江戸時代より
用いられてきた什器・祭具がよく保存され
江戸から明治にかけての民族資料・工芸資料として高い評価を得ている。

以上の文化遺産は杉本家および株式会社奈良屋によって
守り伝えられて参りましたが「財団法人 奈良屋記念杉本家保存会」は
この文化遺産の総体を崩壊・散佚から防ぎ・
綜合的かつ恒久的に継承保存するべく・平成4年2月に設立されました】


現在ここの当主杉本秀太郎氏は仏文学者であり評論活動も展開され
杉本家に関する伝統なども上梓され
ご家族でこの大きな住宅を変わらぬ姿で支えている。
娘さんは伝統料理の研究家としてホームページでも紹介もされている。

りっぱな竃さんなどもあり
近くにおられた方に「いつごろまで使われていたのですか?」と
お聞きしたところ
「母の話では50年前にはもう使っていなかったそうです」
この方ここのお孫さんなんだ〜 と変な関心しきり。

もうひとつ訂正があります。
一昨日ここにも書いた「大船鉾」のお囃子は
明日16日の宵山でのお囃子は池坊短大のホールではなく
新町通に面した「友禅会館」らしい。
確認したガードマンも行かれたら良いですよ!! とのことでした。

塩谷さんは
今日も無事仕事を終えました。
明日も元気です。
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