20080503

ここでは、 20080503 に関する情報を紹介しています。
障害者も含め、全ての人が「人間らしく生きる」ことを基本に
命の尊厳を大切にし、意義ある人生をともに歩んでいきます!
(ビーオブエス企業理念の冒頭)
ウィキペディアによる「ワーキング プア(working poor)」とは

正社員並みにフルタイムで働いても
ギリギリの生活さえ維持が困難
もしくは生活保護の水準以下の収入しか得られない
就労者の社会層のことであり

直訳では「働く貧者」だが 「働く貧困層」と解釈される。
発展途上国などで見られる典型的な貧困層とは異なり
新自由主義(=弱肉強食の格差社会・先進国 :塩谷 注)社会で見られる
新しい種類の貧困として近年問題視されている。


以前「ワーキングプア」を取り上げた番組もあるが、
CMなどの関係もあり民法が全て相乗りできるものではなさそう。
いまひとつ盛り上がりに欠けた。

そんななかNHKスペシャル「ワーキングプア
働いても働いても豊かになれない」は注目に値する。
番組ではここで「ワーキングプアが増える背景」として
非正規雇用は雇用されている人の1/3で約1600万人に及ぶ。
「この10年日本の企業が人件費を削るため
正社員の採用を抑えてきた」実態がある。

『ワーキングプアとは働いているのに
生活保護水準以下の暮らししかできない人たち』

これら生活保護水準以下で暮らす家庭は
日本の全世帯のおよそ1/10 約400万世帯とも・・・・・

この原因はもちろん
経済のグローバル化が進む中で
企業が行ったコスト削減が影響している。

コスト削減=人件費削減
・賃金水準の抑制
・賃金の高い正社員の新規採用を減らす
・賃金が安く売上等状況に応じて調整を行いやすい
アルバイトやパート、契約社員、派遣社員といった
非正社員を増やす

なお非正社員への置き換えについては
製造現場への派遣行為を禁じていた
労働者派遣法旧規程が緩和されたことによる
大企業の製造現場における偽装請負といった問題も発覚した。

コスト削減は他に私の以前いた会社も当然同様に行っていた
下請けへの締め付けなどもあるが・・・・・

これが現実と労働者も蜂起するほどの
大問題にはなっていないのが現状。


そんななか
こういう層に指示される古典?文学がもてはやされる。
読売新聞によると

<「蟹工船」再脚光…格差嘆き若者共感>の見出し。
プロレタリア文学を代表する小林多喜二(1933年獄中で没)の
蟹工船・党生活者」(新潮文庫)が
今年に入って“古典”としては異例の2万7000部を増刷
例年の5倍の勢いで売れている。

過酷な労働の現場を描く昭和初期の名作が
「ワーキングプア」が社会問題となる
平成の若者を中心に読まれている。


蟹工船」は世界大恐慌のきっかけとなった
ニューヨーク株式市場の大暴落が起きた
1929年(昭和4年)に発表された小説。

新潮文庫は1953年に初版が刊行され
今年に入って110万部を突破。
購読層は10代後半から40代後半までの
働き盛りの年代が8割近く。
大手書店では「現代の『ワーキングプア』にも重なる
過酷な労働環境を描いた名作が
平成の『格差社会』に大復活!!」などと店頭広告をしている。


<あらすじ>
オホーツク海で操業し、暴利をむさぼる蟹工船の内部で、国策の名のもと、リンチなど過酷な労働を強いられた労働者たちが、団結して闘争に立ち上がる。一度は、駆逐艦から乗り込んできた水兵に代表たちが拉致されるが、労働者たちは再び闘いに立ち上がっていく。




蟹工船」は私も学生時代読もうと当時買ったこともあり
おそらく今も実家の本棚に飾ってあると思うが
ノンポリ学生の典型であったので全くその後は忘れ去られている。

この書籍については
右のアマゾン内に別枠で案内していますので よろしくネ。



「ワーキングプア」は日本を含めた先進国の抱える課題。
こういう状況が進むと
従来の国家の成り立ち自体が大きく変貌せざるを得なくなる。
単に少子高齢化という括りでは済まなくなる。
就労人口の見直しとも絡む
国家プロジェクトを近い将来組んでいく必要にも迫られる。

ただ私たちのいる福祉現場では
正規職員も見方によっては「ワーキングプア」状態。
ヘルパーの労働時間や賃金などを調査している先の
資料ではまさに「ワーキングプア」そのもの。


これでは正職はますます厳しくなるだろう。
政府の云う質の向上にはおぼつかない
またしても矛盾が起こる。
彼らは考えようとしているのであろうか?

私はこういうことを考えると頭が痛くなってくる。

塩谷さんは
今日も無事仕事を終えました。
明日も元気です。